イワテのテとテ

被災地に向けて、WA projectが世界中から集めたメッセージが掲載されました

「これメッセージが泣けてくる。避難所にも新聞が張り出されるし。何か一緒にできないですかね」ワシントンDCの竹沢君が「いわてのテとテ」のサイトをみつけたのがこのプロジェクトの始まりでした。岩手日報さん運営の「いわてのテとテ」は、インターネットでメッセージを集め、その中のいくつかが岩手日報に掲載され避難所に張り出されるという被災者と岩手県と世界を繋ぐ仕組みです。

岩手日報さんにWAprojectとのコラボレーションを相談した結果、WA projectが世界中からメッセージを集めて、岩手県平泉の世界遺産登録の際に発行する号外に掲載いただくことになりました。また、どのようなメッセージにすべきかのアドバイスを岩手日報さんにいただきました。2011年5月18日にいただいたコメントを紹介します。

「今、岩手県内でも津波で大きく被災した沿岸部(陸前高田市、大船渡市、釜石市、宮古市、大槌町、山田町など)と被災していない内陸部(盛岡市など)での感覚の開きが大きくなっています。内陸部では、観光を含めた経済活動を活発化させて内陸部が潤うことで、そこから沿岸部を支援していく力をつけていこう、という雰囲気が大勢で、その要素として平泉世界遺産登録があり、観光事業者などは大きく期待しています。数少ない明るい話題を大きく取り上げて、次に向かう雰囲気を作ろう、という感じもあります。一方沿岸部では、いまだ水道などのライフラインが通らない、終わりが見えないガレキ撤去、2カ月以上つづく避難所生活への疲れ、仮設住宅への入居ができても、収入の不安、生活の見通しが立たないなど、まだまだ次に向かう雰囲気になりきれません。
とはいえ学校も再開し、物流も戻りつつある部分もあります。今危惧されることは、現地ボランティアの数も減ってきており、全国や世界が復興モードに行く中で、津波で被災した沿岸部の多くの岩手県民がまだ立ち直れないにも関わらず、忘れ去られるのではないか、ということです。あるいは明るく元気で次に向かっていっているから、もう大丈夫だ、と思われることです。岩手県内でさえ、内陸部で沿岸部の話題をすることが減ってきている中で、世界ではその傾向が強いのではないか、と思っています。世界中の方々が被災地を忘れていないし、気にしている、というメッセージがあると、被災者の皆様は安心するのではないか、と思います。」

アドバイスを受けてFACEBOOKで日・英・中・韓の4言語でメッセージ募集を行い、メンバーも個別に声をかけた結果、世界16ヶ国(アメリカ、インド、インドネシア、カナダ、韓国、サウジアラビア、シンガポール、スウェーデン、タイ、チリ、中国、パキスタン、フランス、ブラジル、ブルキナファソ、日本)から合計200件を超えるメッセージが集まりました。加えてアメリカ・カリフォルニア州サンディエゴ市のキャニオンヴュー小学校の子供達(約200 名)が、東日本大震災で被災した日本の子供たち宛てに書いた応援の手紙を、いわてのテとテに送ってくれました。WAprojectのFACEBOOKページに集まった英語・中国語・韓国語で投稿されたメッセージは日本語に翻訳し、日本語でいただいたメッセージと合わせて「いわてのテとテ」のサイトに代理投稿を行いました。

6月27日の号外配布当日は手配り人員と、「ツイートシアター」というtwitterの投稿をリアルタイムにスクリーンに映し出す機器を用いてサポートしました。平泉市の世界遺産登録という、岩手県復興の契機となる重要な出来事に、WAprojectは関われることが出来たのでした。号外配布の様子は、岩手県のテレビ局がニュース報道を通じて岩手県の方々に伝えられました。そして、号外で掲載された「いわてのテとテ×WAproject」の原稿は、避難所にも張り出されました。世界中の人たちが、被災地・被災者のことを忘れずに、今も支援を行っていることを伝えることができたのです。メッセージをくれた世界中の方々に感謝します。そしてこれからも支援の気持と行動が続くことを願っています。

プロジェクト代表

水野 崇

メッセージ

"このメッセージを書いたのは震災から半年の9月10日。東日本大震災の被害は甚大でまだ復興の目処はたっていません。まずは被災地のことを思い続けることが大切だと思うのです。 "